初心者でも使えるツールは使えない。

ツールといえば、初心者でも簡単に使えますというとってもよさそうなうたい文句で誘われます。
でもね、そういうツールは使えない。

なぜ初心者でも使えるツールが使えないのか

「初心者でも」使えるということは、操作方法が「初心者向け」になっている。

本当に初心者「でも」つかえるのならば、初心者じゃなくなったら、その「初心者向け」の操作方法を外せるようになっていないと嘘。

ところがその機能がついているツールは稀。ほとんどが「初心者専用」になっています。

つまり、操作方法が簡単。


なぜ操作方法が簡単なツールは使えないのか

操作方法を簡単にするためには、若干理解していないとわからない機能を「自動化」する。

自動化されているから、初心者はその部分を理解しなくても「ボタン一つ」で使える。


ところが、使い慣れてくるとその自動化が邪魔になる。痒いところに手が届かない。

そこであきらめてしまうといつまでも初心者から抜けられない。

結局レベルアップしたツールを探すことになってしまうわけ。


ものすごくよかったツールがバージョンが上がるたびに使えないツールになっていくのは世の習い。

せっかく感動して使っていたのに、別のツール探さないといけないじゃねーかよ!

ということ。



本末転倒なツールのバージョンアップ

本来あるべきツールは、「初心者も」「上級者も」使えるものでないといけない。

ツールは、最初核の部分から作り始めるので「中級者」「上級者」が使えるようになっている。

ツールを売るために購入候補のパイを広げようと、そこに「初心者」を入れる。


そうなると自動化部分が増えて「中級者」「上級者」が使えないツールになってしまうわけ。

当然、「中級者」「上級者」が離れていく。本末転倒。


「中級者」「上級者」でも面倒なものを”ある程度”自動化するバージョンアップはあり。

でも、ほとんどの場合そうではなく「初心者」が迷わないようにその機能へ到達するボタンをなくしてしまう。

隠しボタンでも残しておけばいいものを完全に取り払う。


TCSワードプレステーマが最近の代表格


TCSのワードプレステーマ(⇒ワードプレステーマ TCD 口コミと評価とレビューは、デザイン性に優れ、サイト構成にも独自性があり、それでいて記事投入がすごく楽なワードプレステーマでした。

ところが、TCDのテーマ番号が上がっていくたびに「余計な」処理が増えていきます。

代表格が「ページビルダー」

ページビルダーは、投稿内容をブロックにわけて、ブロック単位で投稿を入れ込んでいきます。

ところが、HTMLを若干知っていたり、BootStrapを使ったテーブルなどを書いている人にとって、これはめちゃめちゃ邪魔。

「コードエディタ」なるものが付いているいますが、コードエディタになるとメディア(画像)の挿入ができない。

しかも、勝手に改行を捨ててしまう機能が入っているのでイメージ通りのものが出来上がらない。

通常はワードプレスのプラグインでこの処理をさせないようにできるのですけど、TCSのページビルダーはそのプラグインを邪魔する。

多くの人が使っているAddQuickTag(よく使うタグを自分で登録してエディタ上でボタン一つで挿入するプラグイン)の代用品のQuickTagなる機能が付いているけど、タグを増やしたりできない。つまり、TCDが必要と考えるタグのみ。


さらに問題なのが、仮に「「新着」などのコンテンツページが作れます」となっているTCDテーマなどであるのが、その「新着」ブロックの内容は投稿からではなく「専用の投稿ページ」からしか入力できない。

つまり、まったく新しくサイトを作る場合にしか、この機能は使えないということです。

既存のサイトのデータをTCDのテーマに流し込むことができない。


カテゴリーで処理させれば済むものをわざわざ投稿と別のエリアで管理させる。

カテゴリーの場合、複数のカテゴリーを選択できるため処理系が面倒になるというのはわかる。

でも「損着ブロックに入れたい記事はカテゴリー「新着」のみを選択」とかいう処理にしてしまえばなんとでもなるものを・・・


テーマ番号が上がっていくとページビルダーが入ってしまったり、こういった専用ブロックが使われるようになっている。

例えば、「GENSEN」あたりは、そのいい例、「SORCE]などはTCSの考えるジャンルでしか使えない部類。

せっかくのデザイン性と機能をぶち壊しにするTCDテーマの機能です。TCDで使えるテーマは、テーマ番号の低いものだけという気がします。


初心者でも使えるツールは使えないまとめ

多くのツールで「初心者でも簡単に~」をうたっているツールは、基本的に最初しか使えないと考えるべき。

それを踏まえて、その価格が見合っているのかを考慮しないといけない。

また、いつまでも自分が初心者ではないということを自覚する必要があって、多少敷居が高くても乗り越える覚悟と行動が必要です。

結局のところシンプルなツールが使えるツールだろうと思うわけでした。



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