AIネタ話

Geminiの「正しい使い方」

― AIが壊れる前に、こちらから手を打て ―

AIを使っていて、こんな経験はありませんか。

  • さっきまで話が通じていたのに、急におかしな返答をし始める

  • 文脈を忘れる

  • 指示の前提が消える

  • まるで「記憶喪失」になったような挙動

これ、AIがバカになったわけではありません。
単純に「会話の記憶容量(コンテキスト)」が限界に近づいているだけです。


AIは「無限に覚えている」わけではない

多くの人が誤解していますが、
AIの会話には必ず上限があります。

この上限を超えるとどうなるか。

  • 古い情報から順に削られる

  • 重要な前提条件も容赦なく消える

  • 結果、話が噛み合わなくなる

人間で言えば、
「徹夜3日目で仕事してる状態」
そりゃミスります。


ChatGPTとGeminiの決定的な違い

ここで重要なのが、
ChatGPTとGeminiの設計思想の違いです。

ChatGPTの場合

  • コンテキスト残量はユーザーに見えない

  • 残量を正確に計算・通知する仕組みがない

  • 「そろそろ危ない」という自己申告も不可

  • パーソナライズ設定が存在しない

つまり
👉 気づいたときには手遅れ

これが、
ChatGPTで「長時間の共同開発(バイブコーディング)」が
やりづらい理由です。


Geminiの場合

ここが面白いところ。

Geminiは「事前にルールを仕込める」

パーソナライズ設定に、
こんな指示を入れておくことができます。

会話の記憶容量(コンテキスト)の残量が30%前後になったら 「履歴メモリ残3割です。スレを変えましょう」と警告を出す。 残量20%前後で 「メモリ2割切ります。やばいです」と表示。 残量10%前後で 「メモリ限界です。カラータイマー赤点滅です」 という警告を表示する。

これだけで、
AIが壊れる前に逃げ道を作れます。


メッセージ内容は好みでOK

警告メッセージの文言は、
自分好みに変えて問題ありません。

  • フランクでもOK

  • ちょい煽りでもOK

  • ユーモアありでもOK

ただし当然ですが
命令口調・モラハラ・セクハラ系はNGです(笑)

AI相手でも、そこは人として。


なぜ「3割」だと通らないのか?

ここ、地味に重要なポイントです。

実は、

❌「会話の記憶容量が3割」
⭕「会話の記憶容量が30%」

この違いで、
Geminiが指示を理解しなくなります。

理由はシンプル。

  • 「3割」 → 曖昧表現

  • 「30%」 → 数値として明確

Geminiは、
基準が曖昧な指示を嫌います。

%指定だと通る。
日本語なのに、日本語が負ける。
変な話ですが、事実です。


なぜChatGPTでは真似できないのか

よく聞かれます。

「ChatGPTでも同じことできないの?」

結論から言います。

無理です。

  • 正確な残量計算機能がない

  • ユーザー側からフックを仕込めない

  • パーソナライズ設定が存在しない

そのため、
ChatGPTは「気合と勘」で使うしかありません。

短いやり取りなら問題ない。
でも、

  • 長期プロジェクト

  • ソースコード大量生成

  • 設計を積み上げる作業

これには致命的です。


バイブコーディングはGemini向き

現時点での実感ベースの話をすると、

  • ChatGPT → 小回り・短距離走

  • Gemini → 長距離・持久戦

特にGeminiでは、
ソース100MB規模まで実用的に扱えています。

これは

  • コンテキストが広い

  • 管理しやすい

  • ユーザーが主導権を持てる

という設計のおかげです。


まとめ(かなり重要)

AIを「賢く使う」というのは、
AIに丸投げすることではありません。

壊れる前に、こちらが制御する。

そのために、

  • コンテキスト残量を意識する

  • 警告ルールを事前に仕込む

  • 危なくなったらスレを切り替える

これをやるだけで、
AIの安定性は段違いに上がります。

「AIが最近おかしい」
そう感じたら、
まず疑うべきは自分の使い方です。

Geminiは、
それを正面から補助できる数少ないAIです。

――使いこなす側に回りましょう。

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